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水中溶接・溶断工事
<解説>
はじめて聞く人は、びっくりする方が多くいますが、水中でも溶接や溶断ができます。
使用できるのは、直流アーク溶接で、陸上のホルダーとは、全く異なります。
絶縁もより確実に作られています。溶接棒や切断棒も陸上用とは異なり、棒に被覆が
施してあります。水中部の溶接は、溶接部分の瞬間的な冷却の為、陸上に於ける溶接
に比較して、おおよそ強度は20%、延性は40%、ほどを失うとされています。
したがって、水中溶接を行う場合には、強度面について十分な検討が必要です。
また水中溶接には、とても高度な溶接技術が要求されますので、JIS規格の溶接工
技量資格検定の技術を有する者が行う事が、望ましいです。

水中溶接画像水中溶接画像


油圧コアードリル工事
<解説>
油圧コアードリル削孔とは、筒状の刃先に硬度の高いダイヤモンドチップが取り付けられ
コアードリルで回転させ構造物に削孔する機械です。様々な工種で使用されています。
また、この後に記載しています、橋脚補強の資料として既設護岸コンクリートの強度試験
用に試験体採取等でも使用されています。
コンクリート構造物に対する各種機材や設備などの据付、コンクリート構造体の増設や
強度補強の応力伝達の手段等に用いられ、各種後付施工アンカーにケミカル樹脂の使
用が近年急速に普及してきました。アンカー工事とは、コアードリル等で削孔された孔内
に、樹脂またはカプセル型の特殊樹脂を入れ撹拌し、化学反応を利用してボルトと母材
を固着させるものと、孔内に拡張部のある金属アンカーを入れハンマー等でたたき込み、
直接母材に固着させる技術です。一般の建造物を始め、幅広く対応されています。

コアー削孔画像コアー削孔画像


防食工事
<解説>
金属が使用環境において、化学的あるいは電気化学的な反応によって侵食される現象
が腐食です。水中における金属の腐食は、電気化学的反応に基づいて進行します。
この反応は酸化反応(アノード反応)と、同時に還元反応(カソード反応)を伴い、腐食が
進行すると金属は、金属イオンとなって溶液中に移行し、水素イオンは、水素ガスあるい
は溶存酸素によって水になる。このように、金属が腐食する場合には、アノードとカソード
反応が金属表面で等しい速度で同時に起こる。電気防食は水中や土中の装置や施設に
広く採用されている。装置や施設の防食状態は、電位測定することで容易にでき、その信
頼性も高い。さらに、腐食抑制剤の添加など、他の防食方法を併用すると、防食効果は一
層向上する、このように、電気防食では、金属の電位を電流により変化させて金属の腐食
を防止する。この方法は、防食電流の供給の仕方で、流電陽極法と外部電源法に区分さ
れる。流電陽極法では、マグネシウム、亜鉛、アルミニウムなどの低電位金属を陽極とし、
両者の電位差を利用して防食電流を発生させる。外部電源法では、不溶性電極を陽極とし
て、適当な低圧直流電源を用いて防食対象物を保護する。その他の防食では被覆防食法
で塗覆装 特殊塗料による重防食コーティング、FRPカバー等です。

防蝕工事画像防食工事画像


橋脚補強工事
<解説>
阪神淡路大震災で得られた知見をもとに、道路橋示方書の耐震設計が改訂されるとともに、
各公団関係の基準も見直され、これに基づき既設橋梁構造物の耐震補強工事が行われて
います。この橋脚耐震補強工事の施工法には、鋼板巻き立て工法、鉄筋コンクリート巻立
て工法、新素材(カーボン繊維など)巻き立て工法、鋼板ボルト締め工法、その他施工法が
あります。既設橋脚の耐震補強工事では、場所が狭く高さも確保できない現場が多く、作業
船舶の係留や作業機械の限定等、拘束事項が多く大変に苦労する現場が多いのです。
また、潜水作業自体も工種(溶接・鉄筋・型枠・コンクリート工)が多く、潜水作業員の技術が
問われるとても重要となる作業で、従事する者の免許・資格も全て必要となります。

補強工事画像補強工事画像


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